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けいはんな学研都市のソフトウエア開発・Webシステム
株式会社Coolware
(けいはんな学研都市)

スポットワークシステム導入で失敗しやすい7つの原因と対策

スポットワークシステム導入で失敗しやすい7つの原因を確認する企業担当者

スポットワークシステムは、求人の公開、応募管理、勤怠記録、報酬確定などを一つにまとめる仕組みです。うまく導入できれば、電話や表計算ソフトに分かれていた作業を整理できる可能性があります。

ただし、システムを作るだけで人手不足や管理の問題が解決するわけではありません。ワーカー向け、求人企業向け、運営者向けの機能が連携するため、それぞれの利用方法を事前に整理する必要があります。

スポットワークシステム導入で失敗しやすい7つの原因

1.導入目的が曖昧

「便利そうだから」という理由だけで始めると、必要な機能を決めにくくなります。

まず、次のような目的を整理しましょう。

  • 外部サービスに支払う費用を見直したい
  • 募集担当者の作業を減らしたい
  • 一度働いた経験者へ再び依頼したい
  • 複数の店舗や事業所をまとめて管理したい

あわせてKPIも決めます。KPIとは、目標の達成度を測る数字です。「電話連絡の回数」「求人作成にかかる時間」「再勤務したワーカーの割合」など、自社で確認できる数字を選びましょう。

2.現場を入れずに要件を決める

要件定義とは、システムに何をさせるかを決める作業です。

経営者や開発会社だけで決めると、店舗、人事、経理などの実際の業務と合わない場合があります。IPAも、業務部門の利用者が要件定義へ主体的に参加することの重要性を示しています。

求人を作る人、採用を決める人、勤怠を承認する人、支払いを確認する人を整理してください。現在使っている表や書類も確認し、今の仕事の流れを見える形にすることが大切です。

3.最初から機能を詰め込みすぎる

複数企業への対応、スマホアプリ、即時払い、SMS通知、給与システム連携などを一度に入れると、費用と確認項目が増えます。

最初は、求人、応募、勤怠、承認など、中心となる機能に絞る方法があります。これをMVPと呼びます。MVPとは、実際に試せる最小構成です。

一部の拠点で使い、必要性を確かめながら機能を追加すると、使われない機能を作る可能性を抑えられます。

4.ワーカーを集める計画がない

システムを公開しただけでは、働く人は自然に増えません。

既存スタッフ、退職者、過去に勤務した人、地域の求職者など、誰に登録してもらうのかを決める必要があります。

登録案内、初回利用の説明、問い合わせ窓口、再勤務をお願いする方法まで考えましょう。自社向けシステムでは、ワーカープール、つまり登録人材の集まりを育てる活動が欠かせません。集客と運営をシステム開発とは別に計画する必要があります。

5.例外時の対応を決めていない

通常の流れだけで設計すると、現場で操作が止まりやすくなります。

例えば、次のような場合です。

  • スマートフォンの電池が切れた
  • QRコードを読み取れない
  • 遅刻や早退が発生した
  • 勤務時間を修正したい
  • 採用後にキャンセルが発生した
  • 勤怠の申請が差し戻された

添付の操作資料でも、求人作成、応募管理、メッセージ、QRコード、勤怠承認など、複数の操作が連続しています。

「誰が修正を申請するか」「誰が確認するか」「いつ報酬を確定するか」を決めましょう。システム上の操作だけでなく、緊急時の連絡先も必要です。

6.試験運用と利用者教育が不足している

全拠点で同時に始めると、問題が起きたときに問い合わせが集中します。

まず、一部の店舗や部署で試験運用を行いましょう。試験運用とは、本稼働前に実際の仕事でシステムを試すことです。

求人作成、応募、出退勤、勤怠承認、報酬確定までを一通り確認します。管理者向けと現場向けの簡単な手順書も必要です。

Coolwareの導入工程でも、ヒアリング、要件調整、開発の後に試験運用を行い、その後に本稼働へ進む流れを採用しています。

7.費用・保守・法務を後回しにする

必要なのは開発費だけではありません。

運用開始後には、保守、サーバー、SMS、決済や振込の外部サービス、OS更新、不具合対応、問い合わせ対応などの費用が発生する場合があります。社内で運用する場合も担当者の時間が必要です。

特に開発費と月額費は、次の条件によって変わります。

  • 即時払い機能の有無
  • スマホアプリの有無
  • 利用する企業や拠点の数
  • SMSやプッシュ通知の利用量
  • 給与計算など外部システムとの連携
  • 保守や問い合わせ対応の範囲

また、労働条件の明示、労働契約の成立時期、勤怠、賃金、キャンセル、個人情報の扱いなども整理が必要です。厚生労働省も、スポットワークを利用する事業主向けに労務管理上の注意点を公開しています。

法律や制度は変更されることがあります。公開日時点の最新情報を確認し、労務については社会保険労務士や弁護士への確認をおすすめします。

まとめ

スポットワークシステムの導入で確認したいのは、次の7つです。

  1. 導入目的
  2. 現場を含めた要件定義
  3. 最初に作る機能の範囲
  4. ワーカーを集める方法
  5. 例外時の対応
  6. 試験運用と利用者教育
  7. 費用・保守・法務

完成を急ぐより、実際の運用を小さく試し、改善を続ける方が自社に合う仕組みを作りやすくなります。

Coolwareでは、ヒアリング、要件調整、開発、試験運用、本稼働・保守という流れを基本に、業種や運用に合わせたスポットワークシステムを提案しています。機能は導入後に段階的に追加することも可能です。

構成によって費用や期間は変わります。導入目的と優先順位を整理したうえで、開発会社へ相談することが大切です。


FAQ

Q1.導入準備では最初に何を決めればよいですか?

最初に「何のために導入するのか」を決めます。費用の見直し、連絡作業の削減、経験者の再活用など、優先する目的を一つから三つ程度に絞りましょう。その後、現在の求人、採用、勤怠、支払いの流れを整理します。

Q2.最初からスマホアプリや即時払い機能は必要ですか?

必ずしも必要ではありません。対象となるワーカー、利用頻度、予算によって判断します。最初はWebシステムで試し、利用状況を確認してからアプリや即時払いを追加する方法もあります。構成によって開発費と月額費が変わるため、個別の見積もりが必要です。

Q3.試験運用では何を確認すればよいですか?

求人公開から応募、採用、出退勤、勤怠承認、報酬確定までの流れを確認します。QRコードを読み取れない場合や勤務時間を修正する場合など、通常とは異なる操作も試してください。

Q4.システムが完成すれば運営担当者は不要ですか?

運営担当者は必要です。求人やワーカーの確認、問い合わせ対応、勤務内容の修正、システム設定など、人が判断する仕事は残ります。社内の責任者と開発会社の担当範囲を事前に決めておきましょう。


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