今回はAndroidのアプリケーションを開発している際に詰まって解決に時間を要した内容をお伝えしたいと思います。
Mac mini M1 2020, RAM 16GB, Storage 512GB
Android Studio koala
Google Pixel4a Android13
Galaxy S22 Ultra Android14
2024年10月ごろ、Android Studioでコードを編集して実機にてビルドという操作を連日行っていました。実機でのビルドなので特別複雑な操作でもなかったのですが、ある時突然実機にインストールされたアプリが立ち上がらなくなりました。当然のようにドロワーからもアプリが開けず強制的にホーム画面へ返される始末。
とりあえず実機とMacの両方を再起動してみたりAndroid StudioのアップデートをかけてみたりPlay Storeから全てのアプリの更新をしたりと試みたのですが全くダメ。もちろんソースコードも確認し、果てはソースコードの更新方法まで確認したのですがそれでもダメといった惨状に。
色々といじくり回しているうちに、設定からアプリのストレージを一旦削除することで起動するようになることが判明!!
これでその場しのぎにはなったので開発は続投できる状態になったのですが、再度ビルドをかけるとまた起動しない状態に…
テスト機やMacを数種類試すも全て同じ状態でお手上げに…orz
一応初期化すると問題この問題が発生しなくなると確認できたのですが、最低限の情報しか入っていないテスト機ですら初期化が必要となると実際のユーザーが利用するのは絶望的になるのではないだろうか。
そんな時ふと、Android4.0時代に端末の初期化後にGoogle Play開発者サービスを手動でアップデートしないと一部のアプリが正しく動作しなかったことを思い出し、アップデートを確認。
Android端末で見かける「Google Play開発者サービス」とは何か?
今も昔も相変わらず、通常のPlay Storeからの検索では”Google Play開発者サービス”はヒットしません。更新方法をウェブで調べると、設定>アプリよりGoogle Play開発者サービスの項目を開きアプリの詳細をタップすることでPlay Store上での確認が行えることが明らかに。
アプリの詳細を開くとなんとアップデートがあるではないですか!!!!
即アプリケーションを更新。そして念のためにキャッシュを削除。
そして再度ビルドを行うと………..
なんとアプリケーションが起動するようになってではないですか!!!!!
他のテスト機に対してもGoogle Play開発者サービスの更新を行うと、問題なくアプリケーションが起動するようになりました。
なかなか曲者だけどないと困るGoogle Play開発者サービス。こいつに今回もやられたわけですが、一度わかってしまえばあとはアップデートを確認するのみです。同じようなトラブルでお困りの方はぜひ一度確認してみてください。