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Redmineの基本的な使い方:インストール方法から基本的な使い方

Redmineは、オープンソースのプロジェクト管理ツールで、タスク管理、進捗管理、チームのコラボレーションに最適です。以下では、Redmineを初めて使う方向けに、インストールから具体的な使い方までを解説します。


Redmineとは何か?

Redmineは、オープンソースのプロジェクト管理ツールです。無料で利用でき、柔軟なカスタマイズが可能な点が特徴です。プロジェクトの進捗管理やタスクの優先順位付け、チーム間のコミュニケーションを円滑にするための強力な機能が備わっています。

主な特徴は以下の通りです:

  1. 課題管理(チケット管理)
    Redmineでは、タスクや問題を“課題”として管理します。課題には優先度、期日、担当者などを設定でき、進捗状況を簡単に把握できます。
  2. プロジェクトの階層管理
    複数のプロジェクトを同時に管理できるほか、プロジェクトを階層化して親子関係を持たせることも可能です。
  3. ガントチャート
    プロジェクトスケジュールを視覚的に確認できる機能です。タスクの依存関係を見ながら効率的に計画を立てられます。
  4. Wikiとフォーラム
    プロジェクトごとに情報を整理するWiki機能や、チーム間のディスカッションを促進するフォーラム機能があります。
  5. 拡張性
    プラグインを追加することで、Redmineの機能を大幅に拡張できます。例えば、時間管理やカスタムレポート機能などが利用可能です。
  6. 多言語対応とマルチプラットフォーム
    日本語を含む多言語対応で、Windows、Linux、MacOSといった主要なOS上で動作します。

Redmineのインストール方法

Redmineを使うには、最初に環境を準備してインストールする必要があります。

必要な環境:

  • Ruby: RedmineはRubyで動作します。
  • データベース: MySQL、PostgreSQL、SQLiteなどに対応。
  • Webサーバー: ApacheまたはNginx推奨。

インストール手順:

  1. Rubyのインストール:bashコードをコピーするsudo apt install ruby バージョン確認:bashコードをコピーするruby -v
  2. Redmineのダウンロード: Redmineの公式サイトから最新の安定版をダウンロードします。 Redmine公式サイト
  3. データベースの設定: データベースを作成し、設定ファイル(database.yml)に接続情報を記載します。
  4. 依存関係のインストール: Bundlerを使ってGem(Rubyライブラリ)をインストールします。bashコードをコピーするbundle install
  5. データベースの初期化: 初期データを投入します。bashコードをコピーするrake db:migrate RAILS_ENV=production rake redmine:load_default_data RAILS_ENV=production
  6. Webサーバーの設定: ApacheまたはNginxでRedmineをホストします。Passengerモジュールを利用することで簡単に動作させられます。

Redmineの基本的な使い方

初期設定:

  • ユーザーアカウント作成: 管理者権限でログインし、新しいユーザーを追加。
    • メニュー:「管理」 > 「ユーザー」 > 「新しいユーザーを作成」
  • プロジェクトの作成: プロジェクトは、タスクや課題を整理するための単位です。
    • メニュー:「プロジェクト」 > 「新しいプロジェクト」

課題(チケット)の管理: Redmineでは、タスクや問題を「課題」として管理します。

  1. 課題の作成:
    • メニュー:「課題」 > 「新しい課題」
    • 必須項目:トラッカー(バグ、タスク、機能など)、タイトル、説明、担当者。
  2. 進捗の更新:
    • 課題を開き、「編集」をクリック。
    • 進捗率や状態を変更可能(例:未着手 → 着手中 → 完了)。

ガントチャートの活用: プロジェクトのスケジュール管理が視覚的にできます。

  • メニュー:「ガントチャート」
  • タスクの依存関係や進行状況を把握。

おすすめの運用方法

1. ワークフローのカスタマイズ

  • 各プロジェクトやチームの要件に合わせて、課題のステータスやトラッカーを設定できます。

2. 権限の設定

  • チームメンバーに適切なアクセス権限を与えます。
    • メニュー:「管理」 > 「ロールと権限」

3. プラグインの活用 Redmineは豊富なプラグインをサポートしており、機能拡張が可能です。

  • 人気のプラグイン例:時間管理、カレンダー拡張、ファイル管理ツール。

まとめ

Redmineは、柔軟で強力なプロジェクト管理ツールです。最初は難しく感じるかもしれませんが、基本的な使い方をマスターすれば、多機能性を活用して効果的にタスクを管理できます。