読者の皆様こんにちは!今回はSafariを使ったJavaScriptのステップ実行について解説します。
「コードが思ったように動かない!」という経験は誰にでもありますよね。そんなとき、Safariの「Webインスペクタ」を使えば、コードを1行ずつ確認しながら原因を特定できます。
この記事では、デバッグ初心者の方でも分かりやすいように、設定方法からステップ実行の手順までを丁寧に説明します。さっそく始めてみましょう!
SafariでJavaScriptをデバッグするには、”開発メニュー”を有効化する必要があります。この設定をしておくことで、”Webインスペクタ”と呼ばれる便利なデバッグツールを使えるようになります。
これで準備完了!Safariのメニューバーに”開発”という項目が追加されているはずです。
Safariには、Webページの構造や動作を調査できる”Webインスペクタ”というツールが搭載されています。このツールを使えば、JavaScriptのステップ実行も簡単にできます。
Webインスペクタを開くと、画面下や右側にデバッグツールが表示されます。中でも、JavaScriptのステップ実行に使うのは”ソース”タブです。
ここからは、実際にステップ実行をする手順を解説します。
特定の条件が満たされたときだけコードを停止させる「条件付きブレークポイント」が便利です。例えば、変数がある値になったときだけ停止したい場合などの設定を行うことができます。
条件を設定するには、ブレークポイントを右クリックして”イベントブレークポイントを編集”を選びます。
ステップ実行中に”コンソール”タブを開くと、JavaScriptでコンソールに出力した変数の値を手動で確認できます。
console.log(myVariable);
コードの挙動が気になるときは、コンソールで試しながらデバッグを進めるのがおすすめです。
多くのWebサイトでは、JavaScriptが「ミニファイ(圧縮)」されていることがあります。この場合、コードが読みにくくなるため、可能であれば開発用の元ファイルをデバッグするのが理想です。仕様によっては読み込むファイルをミニファイされていない物に切り替えるだけで通常ファイルに切り替えられる場合もあるため、ぜひ確認してみてください。
Safariはキャッシュを使ってWebページを高速に表示しますが、これが原因で最新のコードが反映されないことがあります。Webインスペクタの”ネットワーク”タブでキャッシュを無効化しておくと安心です。
Safariの「Webインスペクタ」を使えば、JavaScriptコードの動作を詳細に確認でき、エラーの原因を素早く特定できます。初心者でも簡単に使えるので、ぜひ活用してみてください。