読者の皆様こんにちは。
今日は昨日リリースされたdeep serachについてお話ししていきます。最近はdeep seekの低コスト学習の話題があったりo3が登場したりとAI系の話題がだいぶホットですね!!みんな大好き(多分笑)最新のAIについて探っていきますよ〜〜
deep researchとはなんぞやってお話からです。簡単にいうと、”AIがネット上の膨大な情報を調べてまとめてくれる”ってことです。私はApple信者なので新しいMacBookを購入する時を例に説明します。
新たにMacBookが欲しい人がいるとします。当然性能の違いはよくわからないのでネットで調べてみます。調べてみるとAirとProがあり、サイズも様々、挙句M2,M3,M4とか選択肢がいっぱいあります。これらの違いを調べ、価格の違いも調べ、自身の使い方にそぐうものがどれか。
ってリサーチを行うことになると思います。これをパソコンに詳しくない人がリサーチするとなると膨大な時間がかかりますよね?これを比較、検討した結果を正確に返してくれるのがdeep researchです。
従来であればAIに質問を行うと、その質問に対する答えのみ即座にが返ってきていたと思います。しかし今回のdeep searchはAI自身がインターネット上の様々な情報を分析して最終的な結論を返してくれます。残念ながら即座に返答を行うことはできないようで5~30分程度の時間を要するようです。
上記の動画はOpenAIの公式チャンネルによるdeep researchの解説動画です。サンプルとしてここでは”iOSとandroidの普及率、他の言語を学びたい人の割合、モバイル普及率の変化を、GDPで先進国トップ10と発展途上国トップ10の過去10年間の情報を表に並べ、統計情報を列ごとに分けてください。また、ChatGPTが現在活動している市場を中心に、ChatGPTの新しいiOS翻訳アプリのターゲットとする市場の推奨事項を含めてください。”(※英文直訳)という質問に対する回答結果が提示されています。
画像は回答の一部になってしまっていますが、従来のモデルでは十分でない回答を箇条書きで表示しているのに対し、新型のdeep researchでは良く調べ上げられた結果が、要求に適合する形で返答されています。
昨日のリリース時点から、まずはProユーザーが使えるようになり、追ってPlusユーザーやチームユーザーが使えるようになります。また、この機能は現時点ではWeb版のみでの配信で”deep search”を選択することで利用可能になります。今月中にはモバイル版とデスクトップ版のリリースも予定されています。
1つの要因として、先日発表されたばかりのo3という最新の推論モデルが使用されていることが挙げられます。2つ目としてこの最新のモデルを利用しながらエンドツーエンドの強化学習を使って訓練している点が挙げられます。
簡単にいうと”情報を調査するための時間が必要だから”ということになります。従来であればAIの回答は人間が調べてもすぐ見つかるような答えが返ってきていましたが、今回は人間が莫大な時間を投じる必要のある答えをAIが返します。そりゃ多少時間も伸びるでしょう。しかし短時間の回答出力時間で半端な答えを出されるよりは、最大でも30分程度の時間で正確性が高く実用的な回答出力を行うdeep searchは非常に価値があると言えるでしょう。
現時点でdeep researchはオープンウェブの情報(=誰でも検索したら見つけられる情報)のみにアクセスすることができますが、将来的にはサブスクリプションの契約者がアクセスできる情報への対応や、各会社の社内情報へのアクセス拡大が検討されているようです。
最新の機能、使ってみてはいかがですか??