今日は、AIの未来について、少し大胆に予想してみたいと思います。正直なところ、未来の予想なんて外れるのが当たり前です。特にテクノロジーの世界では、新しい発見やブレークスルーが次々と起きて、誰も予想しなかった方向に進むこともしばしば。でも、それでも予想してみるのは楽しいものです。
2025年の年の年初にかいているので、数年後にこの記事を読み返すとどんな感じがするのか楽しみです。では、これからのAIの可能性について、一緒に考えてみましょう!
現在のAI、特にLLM(大規模言語モデル)は、大量のデータを使って学習しています。ところが、この「大量のデータを確保する」というプロセスがこれからどんどん難しくなると言われています。
これが進むと、モデルの性能を向上させるために単純に「もっと大きくする」というやり方が限界に達するかもしれません。その代わり、効率よく学習させる技術が求められるようになります。
これまでAIは、巨大なデータセンターで動いているイメージが強かったですよね。しかし、近い将来、AIが身近なPCやスマホといった手元のデバイス(ローカル環境)で動く機会が増えると考えられます。
これにより、データセンターの需要が減少する可能性があります。大規模なサーバーを持つ企業にとっては採算が厳しくなるかもしれませんが、逆に個人や小規模ビジネスにとってはチャンスと言えるでしょう。
AIが賢くなればなるほど、人々は何かを調べるときにAIに直接尋ねるようになります。従来のキーワード検索が使われなくなる日も近いかもしれません。
これまで検索エンジンは、キーワードを入力すると関連するリンクをたくさん提示する仕組みでした。しかし、AIなら「一番良い答え」をピンポイントで教えてくれるので、リンクをたくさん見比べる必要がなくなります。
キーワード連動型広告に代わり、AI連動型広告が主流になると予想されます。この広告は、ユーザーがAIに入力した内容や会話から関連性の高いものを提案する仕組みです。
例えば、「新しいスマホのおすすめを教えて」とAIに尋ねたら、ユーザーに最適な商品を広告として提示してくれるような仕組みが考えられます。
キーワード検索が減り、AIに尋ねることが増えるということは、Webサイトを直接見てもらえなくなるということです。AIの回答に情報元ページへのリンクが付くとしても、今までよりWebサイトを見てくれる人はぐっと減ってくるでしょう。
逆に、いかにAIに情報を正しく伝えるかといった調整が、今でいう SEO のように行われるようになるかもしれません。Web上のコンテンツは AIに伝える部分とAIに参照させない部分に分け、もっとみたければサイトに来てね!とAIからサイトに誘導するといったテクニックも出てくるかも!?
予想4: AGIやエージェントの登場は少し先かも
「AGI(汎用人工知能)」や「エージェント型AI」と呼ばれる、さらに進化した人工知能が注目されていますが、その実現にはまだ未知のブレークスルーが必要ではないかと感じています。
例えば、人間は、言葉や映像以外に、触覚や嗅覚や自分の体の状態など様々な情報から学習しているなので、AGIが人間のように柔軟に考えたり学習したりするには、物理的な体を持ち、 実際に自分がこの世界で起こっていることを感じ、物理的に働きかけることで学習する必要があるかもしれません。
すでに、ロボットなどで実験は行われているようなので、予想外の突破口が突然見つかって次のステップに進むのかもしれませんね。
2025/1/8 追記:NVIDIAがロボット向けのAI開発基盤を無償提供
これらの予想が当たるとは限りませんが、技術の進化とともにAIが私たちの生活にさらに深く関わることは間違いありません。ローカル環境でAIを使いこなす時代や、広告の仕組みが変わる未来が訪れるかもしれません。そして、いつか物理的な体をまとった「人間のように考えるAI」が登場する日も来るかもしれません。
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