今回もまたまた、Androidのアプリ開発で詰まった点の共有ということで”Android Studioでビルドがうまくいかない時”の解消法をお伝えします。
Mac mini M1 2020, RAM 16GB, Storage 512GB
Android Studio koala
Google Pixel4a Android13
Galaxy S22 Ultra Android14
通常であれば実行ボタンやCtrl+Dなどでビルドが実行され、エミュレータや実機にアプリケーションがインストールされる。はずなのだが、なぜかうまくいかない事態が発生。
ここでやりたいのはビルド関係のファイルの削除です。Xcodeを使っていると”Clean Build Folder (⌘⇧K)”というショートカットがあり簡単にビルドフォルダを空にできるんですよね。それに対応する形の機能として、Clean ProjectとRebuild Projectがあります。
公式フォーラムによるとClean Buildでは中間物を消すのに対し、Rebuld Projectでは対象のビルド バリアントに対してClean Buildを行った後にapkを作成するようです。
https://developer.android.com/studio/run#reference
画像ではClean Buildがハイライトされていますが、その2つ下の項目にRebuild Projectもあります。
これでだけでビルドできるようになればいいんですが、うまくいかないケースも。次はエミュレータ側を操作します。
Android Studioのアップデートを行なっていないことが原因でうまくビルドができないこともありました。なので開発環境的にアップデートが許されるのならば、Android Studioを更新してみましょう。
多くのアプリ同様、横のソフト名をクリックし、”Check for Updates…”を選択
もしアップデートがあった場合は画面の右下に更新ボタンが表示されるのでクリック。
クリックするとバージョン情報と”Update and Restart”ボタンが表示されるのでクリック。
更新の準備ができると、画面右下に”restart”ボタンが表示されるのでクリック。
以上がAndroid Studioの更新手順になります。ただしこのAndroid Studio、少しクセがあって一回の更新で必ずしも最新版になるとは限りません。更新直後に再度アップデートの確認を行ったら最新版があったなんてことも…
これまでの操作を複数回繰り返しアップデートがないことを確認できてから作業に入ることをお勧めします。
エミュレータ側に不具合があるせいでビルドがうまくいかないこともあるのでこっちも紹介。やりたいこととしてはエミュレータのデータの削除ですね。
まずはDvice Manegerを起動。開くと下図のように画面右側に出てくるので、使っていて調子の悪いエミュレータ右側のケバブメニューから”Wipe Data”を実行します。
これで綺麗になりました。
状況によって変わってくる部分が大きいですが、実機の場合はアプリの削除やGoogle Play開発者ツールのアップデート、端末の初期化で対処できます。
こんな感じでAndroid Studioからビルドがうまくいかない時の対処方法はいくつかあります。動作しない状況に心当たりがない場合この辺の項目が怪しい可能性があるので一度チェックしてみてはいかがでしょうか?